妖精の散歩道

魔女と呼ばれたこびとの日記。ハーブとアートと猫、ときどき魔法

オートマティックダイエット

好きなものを
好きなだけ

体はちゃんと
知っている

必要なもの
そうでないもの

体の声に
よーく
耳をすませたら

本当に好きなものが
わかるようになる

本当に必要な量が
わかるようになる

脳の声には
だまされないで

美しく彩られた
手軽で魅惑的な
食べ物たち

あの手この手の
誘惑と
虚構のおいしさ

お金になる
まやかしのご馳走

でも
たまには
だまされてもいい

それが
本当に幸せなら

思いっきり楽しんで
しっかりと味わってね


あれもだめ
これもだめ

大好きだけど
太るから
やめなくちゃ

好きじゃないけど
健康のために
食べなくちゃ

今日は作るの
しんどいけど
インスタントは
避けなくちゃ

理性と知性は
素晴らしい賜り物

だけど
敵は少ない方がいい

あれもいい
これもいい

それが
本当に幸せなら

どっちだって
なんだっていい

自分の心が喜べば
体も美しく 元気になる

元気な体の声に従えば
自分にとって
ちょうどいい
体になってくれる

世の理想とは関係ない
自分だけの大きさと形

子どもの声は 体の声

よく食べる子 食べない子
よく食べる時 食べない時

子どもの時は
みんな知ってるのに
大人になったら忘れてしまう

だけど
こんな時は 気をつけて

食べても 食べても
まだ食べたい

何も食べてないのに
食べられない

つい同じものばかり
食べてしまう

体が
大きくなりすぎたり
小さくなりすぎたり

それは
心の危険信号
心のお腹が空いている

そんな時は
脳や体の声よりも
心の声を聴きましょう

たとえば
美しい花 美しい音で

たとえば
人と一緒にいることで

たとえば
一人になることで

心の栄養 とりましょう


ところで
私の食事は
一日一回 夜遅く
お腹いっぱいまで食べる
多くて二回と
おやつくらい

朝はまだ
体が休んでるから
食べるとお腹が重くなる

だけど
お腹が空いてれば
何時でも 何度でも

寝る直前だって
かまわない

ご年配には叱られるし
お医者さんは怪訝な顔

だけど
太りも痩せもしない
かれこれ十数年の業

ちょっと
人とは違うけど
私は
これがちょうどいい

体におまかせダイエット

たまに
脳の声にだまされて
ついつい
食べすぎてしまったら

急にお腹がぐるっときて
すぐさま外に
追い出されてしまう

そうやって
体が自分で
調整してくれるから

ただただ
信じて任せるだけ

体さん
あなたを無視して
ごめんなさい
と謝って反省するだけ

だから私は
大きすぎず
小さすぎない

どっちかというと
ちょっと小さい

体が生きるのに
ちょうどいい大きさの
こびとなのでした