妖精の散歩道

魔女と呼ばれたこびとの日記。ハーブとアートと猫、ときどき魔法

魔女への伝言

「魔女さんに
お願いがあります」

先日
知り合いの女性から
メッセージが
届きました

「毎日でかけて
毎日帰ってくる
猫のみみちゃんが
丸二日も
帰ってきてないの

見つかるように
祈ってくれませんか」

それは一大事
うちにも猫が
いますから
気持ちはとっても
よくわかる

でも
そんなこと
やったことは
ないのだけど

こころの目で
探してみましたら

暗い床下のような場所
白と縞の猫が
うずくまって
じっとしているのが
見えました

こころの声で
話しかけます

みみちゃん
今日は暗くなる前に
帰ってきてね
お願いね

飼い主さんにも
伝えます

みみちゃんのことが
浮かんだら
おかえりって出迎える
イメージをしてね

そして
その日の夕方

またメッセージが
届きました

「みみちゃんが
帰ってきました

黒ずんで
疲れてるけど
無事です」

あぁ
よかった
ありがとう

みんなの
思いが通じたね

そういうわけで

猫がいなくなって
どうにもこうにも
困った時には

近くの魔女に
お願いしてみてください

それか
近所の気のいい
猫さんたちに
頼んでみてください

写真を見せて
この子うちの子
見かけたら教えてね
帰るように伝えてね

おやつをあげるのを
忘れずに

信じていれば
ちゃんと届きますよ

土井善晴さんは宇宙人

料理番組で
優しい関西弁を話す
朗らかなおじさん

私の最も尊敬する人
かもしれない

私が見てるのは
料理やレシピ
ではなくて
土井さんのお話

土井さんから
出てくる言葉の
一つ一つが
万物の真理のような
宇宙の理のような
視点の高さと
壮大さを感じます

家庭料理
一汁一菜

その中に
人に必要な
全てものが入ってる

生き物のいのち
作り手の愛

それは
体の栄養であり
心の栄養

不機嫌なマドモアゼル

うちにはもう一人
黒いマドモアゼルが
おります

いつも近寄ると
低い声で唸ったり
爪出しパンチで威嚇する
とっても臆病な
ベティさん

かわいい声で
すり寄ってくるのは
お腹が空いた時と
扉を開けてほしい時だけ

今日は
こんなに近くで
撮らせてくれました

美しい本との出会い

マツの木の王子さまと
シラカバの木の少女が
恋をしました

ばったりと
切り倒された二人
そこから
旅がはじまります

黒い牡馬と
銀の牝鹿に
形を変えて
時を超えて

焚き木になり
煙になり
霞になった
今もなお

愛となって
そこにあるのです

✳︎今日の紅茶占い✳︎

何に見える?
何が見える?

魔女の暦を作ろうと思いたち
どのように進めるのがいいかと
茶葉にたずねてみました。

紅茶を飲み終わって
カップを3回まわし
ひっくり返すと

真ん中に現れたのは
こんな模様。
tasseography紅茶占い

私には水面から
飛び立とうとする
白鳥のように見えました。


は幸運や上昇を意味します。
白鳥
は美しさやロマンスを。

そこから私が受け取った
メッセージは
自由にのびのびと作り
青空に羽ばたいていくように
広げていきなさい
というものでした。

まだぼんやりと
イメージの中にいる
魔女の暦。

愛と美しさをもって
思いの羽ばたくままに
作ってみようと思います。

心の栄養

女性には
優雅な時間
ていうのが
必要だと思うんです

キラキラしたものを
見たりまとったり
可愛らしいものに
ときめいたり
甘いものを食べて
あぁおいしい
と思ったり

そりゃあ
清く
正しく
健やかに
食べることや
暮らしをつくることは
大事だけど

そればっかりじゃあ
なんだかね

たまには
ゆるっと
遊びましょ
心の栄養
いただきましょ♪

だから私は
ちょっと
特別な気持ちになれる
ティータイムが大好き

お気に入りの
クロスを広げて
道端で摘んできた
季節のお花を飾って

おうちにある中で
いちばん綺麗な
カップにティーポット
ちょこっと
お菓子も添えてみて
あるものでいいんです

さぁ
準備ができました
今日のお客様はあなたですよ

ティータイム
ティータイム